ジャガーの新型車『XF』は、流れるようなラインと面構成を組み合わせることで、大柄なボディを持つ4ドアセダンでありながら、クーペのようなシャープなスタイリングを作り上げている。
ジャガージャパンマーケティング部の中根知彦さんは「XFのスタイリングは美しく速いクルマをコンセプトに、ドラマティックなクーペスタイルを作り上げています。」
「低く構えたノーズからシャープに上昇するウエストラインや、力強いショルダーをデザインすることで、ダイナミックなエクステリアに仕上げています。この低いボンネットは衝突時に13cmポップアップするデプロイアブルボンネットシステムを採用することで実現させることができました」とコメント。
XFのスタイリングの見どころは、ほかにも多数存在する。丸目4灯式のヘッドライトは30年続くジャガーの伝統ともいえるアイテムだが、上部に凹凸を設けることで他車の4灯式とは異なる雰囲気を作り上げることに成功している。
リヤビューも、横長でシャープなデザインのリヤコンビランプを採用し、トランクリッド中央にジャガーのエンブレムを配することで、ジャガーらしさとスポーティ感をうまく融合させている。
最近は、ジャガーブランドは好きでも、クラシックジャガーのデザインに特別な思い入れがないという若い世代の人も多いが、XFはそんな人に最適なスタイリングといえるだろう。