5月31日、熊本県阿蘇市内の市道から乗用車が逸脱し、崖を約100m下まで滑落しているのを通行人が発見。警察に届け出た。運転していた男性はすでに死亡していた。事故当日は霧が深かったとみられ、警察では視界を失った状態で路外に逸脱した可能性が高いとみている。
熊本県警・阿蘇署によると、警察が事故発生を認知したのは5月31日の午前7時40分ごろ。阿蘇市狩尾付近の市道をクルマで通り掛った人から「崖下にクルマが転落しているようだ」という内容の通報が寄せられた。
通報を受けて駆けつけた同署員が約100m下に滑落したクルマを確認。地元消防などが救助を行った結果、大破したクルマの近くに倒れていた運転者とみられる男性を発見したが、間もなく死亡が確認された。死亡したのは大津町内に住む59歳の男性とみられている。
現場は急なカーブが連続する区間で、ガードレールも設置されていない。