丸紅、製鉄所向けメンテナンスサービス事業に参画

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丸紅と丸紅米国は、製鉄所向けメンテナンスサービスを行う米国KMAマニュファクチャリング社を、持分取得と増資引受けで95%に引き上げたと発表した。

KMA社は、米国ペンシルベニア州ピッツバーグに本社・工場を構え、全米各地の製鉄所向けに製鉄設備のメンテナンスサービスを行っている。製鉄設備・部品メーカー向けに下請製作・補修などのサービスも手掛けている。

KMA社は、電炉最大手のニューコアスティール社が建設中のテネシー州メンフィス工場向けに締結したプライマリーサービス契約に基づいてNucor社メンフィス工場に隣接する新メンテナンス工場を建設する予定。

周辺の南部アーカンソー州、ミシシッピ州、アラバマ州地区にはNucor社の他工場が集中しており、KMA社はこれらNucor社工場向けのサービスも取り込んでいく予定。

米国では製鉄設備の老朽化に加え、コスト削減のためのメンテナンスの外注が増加している。丸紅グループでは今後も安定的な需要が予想されるため、南部のメンフィス拠点に加え、今後は西部地区への進出も視野にいれ、事業拡大を狙う。

丸紅のプラント・船舶・産業機械部門では製鉄設備の海外向け取扱いについて継続した受注実績を持ち、今回の米国でのメンテナンスサービス事業進出をきっかけに、今後より多角的な営業展開を図る方針。

《レスポンス編集部》

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