日産自動車とインドのヒンドゥージャグループのアショック・レイランド(AL)社は26日、小型商用車(LCV)の「車両製造」、「パワートレイン製造」、「研究開発」を行う合弁企業3社を設立することで合意した。
これは、2007年10月に両社間で調印した合弁包括契約に基づいておこなわれるもの。
LCVを製造する「アショック・レイランド・日産ビークル」は、ALが51%、日産が49%を出資する。
パワートレイン製造会社の「日産・アショック・レイランド・パワートレイン」は、日産が51%、ALが49%を出資する。
研究開発を行う「日産・アショック・レイランド・テクノロジーズ」は、日産、ALがそれぞれ50%づつの折半出資となる。
合弁企業3社の総投資額は、約200億ルピー(約515億円)に相当する。第一段階での車両生産能力は10万台となる見込みで、同工場は2010年稼働する予定。
生産が予定されている3種類のプラットフォームのうち、車両総重量7.5トンまでのLCVに応用される車種は新型『アトラスF24』トラックとなる。また、欧州の排出ガス基準であるユーロ3およびユーロ4に対応する新型ディーゼルエンジンをLCV向けに開発する。
3社はいずれもインド・チェンナイ市に拠点を置く予定。