【D視点】彫りの深さのエキゾチシズム…プジョー 207SW

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ミニバンの次に来る車型

昔は、クルマといえば、3ボックスセダンのことであった。1980年代には、『マークII』など国産中級乗用車が爆発的に売れて、「ハイオーナーカーブーム」と呼ばれることもあった。このブーム以降、国産3ボックスセダンの人気は下降線をたどることになる。

バブル崩壊が始まった1990年の前半を境に、実用性を重視したコンパクトな2ボックスやRV(レクリエーショナルビークル)のブームが起こった。この流れはSUV(スポーツユーティリティビークル)、ステーションワゴンへと移り、今や人気の中心はミニバンとなっている。

このような車型の変遷は、目新しさを追及するライフスタイルを反映しているかのようだが、自分さえよければといった自己中心的な風潮が顕著になっているようにもみえる。「大は小を兼ねる」など安直な考え方で大きな室内容量のミニバンを買うのも、その例としてあげられる。

狭い道路で、うら若いドライバーが一人で運転する巨大なミニバンに出くわすと、こちらは踏み潰されそうな恐怖感をもってしまう。他者をも配慮したクルマ選びの楽しさを、味わう時期にきているようだ。

《松井孝晏》

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