フィアット・グループ・オートモービルズ・ジャパンは、コンパクトカーのフィアット『500』に、新たに1.4リットルエンジンを搭載したグレード「ポップ」を追加し、24日から発売する。
今回販売が開始されるフィアット500「1.4 16V ポップ」は、すでに3月より日本での販売が開始されている、1.2リットルSOHC8バルブエンジン搭載のフィアット500「1.2 8V ラウンジ」に追加して新たに設定されるグレード。
フィアット最新型の1.4リットルDOHC16バルブエンジンが新たに搭載されながら、エントリーグレードとして価格設定がされている。
搭載されるエンジンは、パフォーマンスと燃費性能を重視。最高出力100PS/6000rpm、最大トルク13.3kgm/4250rpmを発揮し、最新排ガス規制の「ユーロ4」をクリアしている。
トランスミッションは、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション「デュアロジック」を採用。デュアロジックは、クラッチペダルを排除した5速シーケンシャルシフト式手動変速のマニュアルモードと自動変速のオートマチックモードと2つの走行モードが選べる。
このデュアロジックには「スポーツスイッチ」を搭載。スポーツスイッチをオンにすると、このエンジンの持つポテンシャルを最大限に引き出すよう変速時のトルクダウン制御を最小限にして、変速所要時間を短縮する。エンジン制御のプログラムマップを切り換え、電動パワーステアリングのアシスト量を軽減、スポーツ走行にふさわしい設定に変更する。
価格は222万円。