JFE、市村産業賞功績賞を受賞

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JFEスチールは、ニッケルフリー・モリブデンフリー高耐食フェライト系ステンレス鋼の「JFE443CT」が、新技術開発財団から「第40回市村産業賞功績賞」を受賞したと発表した。

最近のステンレス鋼需要の増加とニッケルの高騰により、汎用ステンレス鋼であるSUS304(18%クロム−8%ニッケル鋼)の価格が急騰したことから、原料の価格変動に影響されにくい、SUS304に代わる安価なステンレス鋼に対する需要が高まっている。

同社では、高価な希少金属であるニッケルやモリブデンを一切添加せず、クロム含有量を21%まで高め、0.4%の銅を添加することで、SUS304と同等の耐食性を持つ高耐食フェライト系ステンレス鋼を世界に先駆けて開発・商品化した。

このJFE443CTは、SUS304と同等の耐食性を持つと同時に、製鋼プロセスにおける低炭素・低窒素化やチタンの微量添加、熱延プロセスによる組織制御で高い加工性、耐リジング特性も実現したコストパフォーマンスの高い画期的な材料。

高効率、高生産性の普通鋼兼用設備で製造できるように成分設計されているため、エネルギーの節約にも寄与しており、今回の受賞はこれらの点が評価された。

同社では、技術力、製品開発力が高く評価され、「市村産業賞功績賞」のほか、「大河内記念技術賞」(家電用高機能クロメートフリー鋼板の開発と量産化)、「岩谷直治記念賞」(局部座屈性能に優れたパイプライン向けUOE鋼管の開発)も受賞した。
《レスポンス編集部》

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