アイシン精機が発表した2008年3月期の連結決算は、売上高が前年同期比13.5%増の2兆7004億円、営業利益が同37.7%増の1804億円となり、大幅な増収増益となった。
自動車部品事業では主にトヨタ自動車の生産台数の増加やオートマチックトランスミッション、マニュアルトランスミッション、カーナビゲーション、パワースライドドアシステムなどの拡販で大幅増収となった。収益面では、減価償却費の増加や研究開発費の増加があったものの、売上げの増加や原価低減活動の効果があらわれた。
経常利益は同38.7%増の1863億円となり、当期純利益は同37.0%増の916億円と大幅増益だった。
2009年3月期連結決算業績見通しは、売上高が同0.7%増の2兆7200億円、営業利益が同21.3%減の1420億円、経常利益が同20.0%減の1490億円、当期純利益が同23.6%減の700億円と一転して大幅減益になる見通し。為替が不利に作用するほか、原材料費の高騰を織り込んだ。