宇部興産、27億円の特別損失を計上

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宇部興産は、カナダの連結子会社ウベ・オートモーティブ・ノースアメリカ・サーニア工場が2007年度決算で、減損損失を計上すると発表した。

アルミホイール事業の北米製造子会社サーニア工場は、2006年度下期以降、販売計画が低迷し、将来の業績回復に一定の期間を要することから、2006年度決算で固定資産に係る減損損失51億円を計上し、さらに増資により借入金を返済するなどの財務対策を強化する一方で、日系ユーザー比率を高めるとともに、塗装工程内製化や収率改善等のコスト削減による立て直しを図ってきた。

しかし、2007年後半から米ドルに対するカナダドル高が急速に進行したため、カナダドル高が今後も継続する場合の収益性の低下に備えて、サーニア工場の2007年度決算にで再度、固定資産に係る減損損失27億円を特別損失に計上する。

サーニア工場では、一層の収率改善とコストダウンを図り、早期黒字化に向け立て直しを図る方針だ。

サーニア工場の減損損失計上に伴い、宇部興産の2008年3月期連結決算上は27億円の減損損失を特別損失として計上する。

《レスポンス編集部》

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