伊藤忠エネクスは、港南の子会社で石油販売事業のコーナンフリートを買収することで合意したと発表した。伊藤忠エネクスはコーナンフリートを完全子会社とする。
伊藤忠エネクスは、従来からM&Aなどによる「質的改善を伴う量的拡大」戦略を掲げ、事業の拡大を図ってきた。現在、同社の関連子会社が直接運営するガソリンスタンドは全国に3月31日時点で216か所あり、そのほとんどが一般消費者が対象。
一方で、コーナンフリートが運営する139か所のガソリンスタンドは、運送業者や貨物用車輌への軽油販売が中心で、今回の買収によって、グループのネットワークを強化し、収益基盤の拡大を図ることが可能と判断したとしている。