日本精工は、NSKモノキャリア「超大リード静音MCMシリーズ」を発売すると発表した。
送り系の高速化とともに、半導体・液晶製造装置では低発塵化への要求も高まってきている。これらのニーズに対応した一軸アクチュエータとして、新たに「超大リード静音MCMシリーズ」をラインナップした。
同社独自の高速・静音ボールねじ技術をモノキャリアへ展開し、循環方式をチューブ式からエンドデフレクタ式へ変更した。その結果、許容回転数が向上し、30ミリの超大リードの採用とともに、送り速度2500mm/sを実現した。この送り速度はボールねじ駆動一軸アクチュエータでは最速となる。
同社はこの製品を4月16 - 18日に千葉市幕張メッセで開催される「第17回モーション・エンジニアリング展」に出品する。7月から販売を開始し、2010年に5億円の売上を目指す。