住友金属、品質優良賞を受賞 3年間クレームゼロ

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住友金属、品質優良賞を受賞 3年間クレームゼロ
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住友金属工業は、ジェイテクトから「2007年度品質優良賞」を受賞したと発表した。

住金はジェイテクトへ、軸受鋼やハブ・ステアリング用鋼などの高機能材料を供給しており、製販一体で積極的な取組みを行った結果、2004年12月以降、3年間クレームゼロであることが評価され、鉄鋼メーカーでは住金だけが受賞した。

住金の製造する特殊鋼は、清浄度や表面疵(きず)等について高い品質を要求されている。住金では高い品質を実現するため、2006年度から「自工程完結型品質管理体制」に向けた品質風土の改革活動で外部コンサルタントを招いて、全社一丸となった取組みを実施している。

自工程完結型品質管理体制は、製品の最終検査で品質の良否を判定する旧来の考え方を脱し、各工程が自らの製造工程における品質の良否を判定することで、良品だけを次工程に送り届ける体制。

前工程の品質を確認し、自工程で良品だけを製造する操業条件などを予め設定して、それに沿った標準作業に基づいたモノ造りを行い、次工程へ不良品を送らない品質管理方法で、成果を各工程の一人一人が確認できる「品質を工程で造り込む」風土作りを目指している。

この品質管理体制は自動車メーカーや部品メーカーではすでに実践されているが、鉄の精錬・凝固・熱間加工といった製造プロセスの中で変動要因が多岐にわたっている鉄鋼メーカーでは、住金が先陣を切って推進中だ。さらに、現在進めている製鋼プロセス革新投資により、高度化する顧客の要望に対応する方針だ。

《レスポンス編集部》

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