日産自動車は、ワークライフバランスの推進に向けて、厚生労働省が実施する「仕事と生活の調和推進モデル事業」に参加すると発表した。
同事業は、日本経団連の推薦に基づいて選定された企業10社が、モデル企業として各社の取り組み状況や成果を国民全体に広くPRすることを通じて、仕事と生活の調和の実現に向けた社会的機運の醸成を図るもの。
日産はモデル企業の1社に選定されたことにより、同事業のガイドラインに沿って、経営トップが取り組みに向けて宣言し、各企業独自の重点実施事項を選定して先行的に取り組むとともに、今年度中に仕事と生活の調和を実現するための取り組み事項、達成目標等を盛り込んだ「アクションプログラム」を策定する。
日産は、ダイバーシティを同社の競争優位のひとつとして活用していくことができるとの考えから、性別・国籍・文化、更には人それぞれの個性や価値観などの多様性を理解し、活用することが、企業の成長と発展に大きく貢献すると捉え、活動を推進してきた。
同社では、同事業に参加し、社員のワークライフバランスを支援するための職場環境や諸制度の整備、運用をさらに推進することによって、多様な人財の活用、企業価値創造に結びつける。