日産自動車の北米統括会社である北米日産は7日(現地時間)、北米で車両総重量8トン未満の小型商用車(LCV)事業に参入すると発表した。
日産のキャントン工場(ミシシッピ州)で生産し、専門の販売網も構築する。2010年前半に最初のモデルを投入、当面3車種を販売する計画だ。これらのLVC開発や生産設備導入に1億1800万ドル(約120億円)の投資を行う。
LVCの生産に伴い、キャントン工場で生産しているミニバン『クエスト』とインフィニティのSUV『QX56』の生産は他工場に移管する。また、販売網は既存の販社から選定し、LCV専門の事業を展開する。日産はLCV事業の強化に力を入れており、海外では中国や欧州などで着実に販売を伸ばしている。