タクシー強盗をスピード逮捕、連続犯の可能性も

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大阪府警は10日、大阪府堺市内で乗客を装ってタクシーに乗り込み、運転手に刃物を突きつけて現金を奪おうとしたとして、20歳の男を強盗容疑で逮捕した。現場付近ではタクシー強盗が頻発。警察が張り込み捜査を行っていた最中に事件が起きた。

大阪府警・堺北署によると、事件が起きたのは10日の午前1時30分ごろ。堺市堺区大浜中町3丁目付近の市道で停車したタクシーの車内で、堺市中区大野芝町から客を装って乗り込んだ若い男が運転手に刃物を突きつけ、「カネを出せ」と脅した。

運転手が「カネなんて無い」というと、男は運賃約3400円を踏み倒して車外に逃走。運転手が「強盗だ」と叫ぶと、付近で張り込みを行っていた同署員が男の身柄を拘束。強盗の現行犯で逮捕している。

逮捕されたのは現場近くに住む20歳の男。調べに対しては「給料日前でカネが無く、タクシーを狙った」などと供述しているようだ。

現場付近では今月上旬からタクシー強盗が頻発。いずれも現場付近までタクシーを走らせて犯行に及んでいることから、警察では同一犯による犯行の可能性が高いと判断。現場近くに約10人の署員を張り込ませていたという。

《石田真一》

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