渡辺トヨタ社長、米国市場は年後半に回復

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渡辺トヨタ社長、米国市場は年後半に回復
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トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は7日、東京で開いたモータースポーツ活動の記者会見後に記者団と懇談し、陰りが出ている米国の自動車市場について今年は「昨年(1614万台)並みと見ている」と語り、楽観的な見方を示した。

米国ではトヨタも、昨年末から前年を割り込むレベルに販売を落としている。渡辺社長は「市場が厳しい。ただマイナスでも市場には勝っている」とし、トヨタの販売減少は全需の落ち込みよりは軽微と指摘した。

そのうえで、「年後半からはサブプライム問題の消費への影響も落ち着き、回復するだろう。米国のファンダメンタルズは悪くない」との見通しを述べた。

円高ドル安の進行については「急激な変化は困る。われわれとしては一層の原価低減や、為替フリーを目指した需要地での生産拡充を進めること」と語った。

《池原照雄》

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