24日午後、群馬県渋川市内の関越自動車道上り線・長井坂トンネルで、走行中の軽乗用車による単独事故を発端として、車両11台が関係する多重衝突事故が断続的に発生した。この事故で3人が軽傷を負っている。
群馬県警・高速隊によると、事故が起きたのは24日の午後2時ごろ。渋川市赤城町棚下付近にある関越自動車道上り線・長井坂トンネル内で、走行中の軽乗用車が壁面に接触。第2車線を塞ぐように横向きで停車した。
後続車は現場に停車したが、ブレーキの間に合わなかったクルマが渋滞のために形成された車列に突っ込むなど、数か所で衝突が発生。結果として車両11台が関係する多重衝突事故に発展した。この事故で3人が打撲などの軽傷を負っている。
トンネル内の路面は凍結しており、警察ではブレーキを掛けた際にスリップしたクルマもあるとみている。この事故により、関越道上り線は事故現場のトンネルを含む月夜野 - 赤城インターチェンジ間が約5時間に渡って通行止めとなった。