今年1月下旬、岡山県岡山市内の市道で散歩中の高齢男性がクルマにひき逃げされて死亡した事件について、岡山県警は22日、同市内に在住する29歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。現場に落ちていた部品や塗膜片から車種を特定したという。
岡山県警・岡山東署によると、問題の事故は1月22日早朝に発生した。岡山市海吉付近の市道で、早朝の散歩をしていたとみられる80歳の男性がクルマにはねられた。男性は頭部を名度を強打したことが原因で間もなく死亡した。
男性の着衣にはタイヤ痕があり、周囲にクルマの塗膜片や部品の一部が散乱していたことから、警察では死亡ひき逃げ事件と断定。車種の特定を行った結果、同市内に在住する29歳の男が容疑に関係したものと判断。自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。
調べに対して男は、事故が起きた時間帯に現場付近を走行していたことを大筋で認め、「何かに乗り上げたが、人だとは思わなかった」などと供述しているようだ。