新日本製鐵は、急速に経済成長しているインドに事務所を設置することを決定したと発表。3月1日から、ニューデリーに事務所を開設して駐在員を派遣する予定だ。
インドでは、自動車メーカーをはじめとする顧客企業の進出・事業拡大が急速に進んでおり、同社としてもタタ製鉄と共同で自動車鋼板の事業化を検討している。
今後、自動車鋼板以外の需要分野でも鉄鋼需要が拡大することが見込まれており、世界の原料マーケットにおけるインドの影響力も強まっている。
こうしたことを踏まえ、現地での情報収集力などの強化を図るとともに、将来に向けた同社グループの事業展開、鋼材営業の支援・技術サービスなどの拠点を整備する観点から、インドにニューデリー事務所を設置する。
インドは新日鉄のライバルで鉄鋼最大手のアルセロールミタルの本拠地でもある。