日産自動車は、タイ現地子会社であるサイアム日産オートモービルが生産する新型ピックアップ『フロンティア・ナバラ』のシングルキャブを発表した。
同モデルは、日産が中期経営計画「日産バリューアップ」期間中に予定している28の新型車のうちの1車種。
追加投入したフロンティア・ナバラのシングルキャブは、昨年1月に現地で発売したダブルキャブ及びキングキャブをベースに開発した。
シングルキャブは、ダブルキャブ、キングキャブと同様、高い動力性能、耐久性と乗り心地が特長。高性能な2.5リットル「YD25DDTi」コモンレールディーゼルエンジンと5速マニュアルトランスミッションとの組み合わせで、業務用を中心とするシングルキャブのユーザーニーズに対応する。
新型車はタイがメイン市場だが、すでに一部の海外市場向けに輸出が開始されているダブルキャブやキングキャブに加え、シングルキャブも3月から順次輸出する予定。今後、約120か国に輸出される予定だ。
シングルキャブはバンコクの東20キロに位置するサイアム日産オートモービルのバングナ・トラッド工場で生産、3月6日よりタイ国内の日産ディーラー網で一斉に販売開始する。