ブリヂストンが発表した2007年12月期の連結決算は、営業利益が前年同期比31.0%増の2499億円と過去最高益となった。
売上高は同13.3%増の3兆3902億円となり、過去最高で初めて3兆円を突破した。国内のタイヤ販売は本数は横ばいだったが、高付加価値製品の販売が好調だった。北米も超高性能タイヤや市販用タイヤの販売が好調でだったほか、欧州はランフラットタイヤや冬用タイヤが好調だった。多角化部門も好調で増収となった。
経常利益は同37.2%増の2190億円と過去最高で、当期純利益は同54.6%増の1316億円と大幅増益だった。
2008年12月期連結決算業績見通しは、売上高が同5.0%増の3兆5600億円、営業利益が同22.0%減の1950億円、経常利益が同32.0%減の1490億円、当期純利益が同31.6%減の900億円と、増収減益になる見通し。原材料価格の高騰が収益を圧迫すると見ている。