パナソニックサイクルテックと松下ネットワークマーケティングは14日、高級電動自転車『チタンフラットロードEB』(BE-EPV43/48/53)を発表した。
従来の電動自転車はアルミ製フレームが多いが、本製品はチタン合金で作られている。そのため、軽量化と衝撃吸収性を両立させることができたという。車体のイメージはロードタイプのスポーツ自転車のよう。ただしハンドルはT字型のフラットタイプなので、誰にでも乗りやすそうな印象を受ける。
商品は完全オーダー制で販売され、価格は58万5000 - 69万5000円。受注受付はすでに始まっているが、発売は3月25日。販売台数は500台としているが、この数字は限定生産を意味するものではないとのこと。
東京有明のパナソニックセンター東京で開催された発表会ではまず、パナソニックサイクルテック代表取締役社長・梶川陽二氏が登壇し、製品を開発するに至った経緯を語った。チタンフラットロードEBは自転車としてはとても高額な商品。ターゲットとしている顧客層は富裕層としている。
梶川氏は、「最近は多くの団塊の世代が仕事をリタイヤし、お金をかけた新たな趣味を探している。また、それ以外の富裕層も増加している。このような人々に注目してもらいたいと思って開発した。電動自転車によって、彼らの新しいライフスタイルを作れるだろう」と語った。