9日午前、北海道北斗市内の市道を走行していたワゴン車が、道路右側の路肩にあった雪だまりに乗り上げ、バランスを崩して横転した。クルマは中破。シートベルト未着用で同乗していた8歳の男児が車外に投げ出され、クルマの下敷きになって死亡している。
北海道警・函館中央署によると、事故が起きたのは9日の午前11時30分ごろ。北斗市追分3丁目付近の市道を走行していた40歳女性の運転するワゴン車が、除雪作業によって道路右側の路肩に形成された雪だまりに乗り上げ、バランスを崩して横転した。
クルマは左側面を下にする状態で滑走。後部座席(3列目)にシートベルト未着用で同乗していた8歳の男児が側面ガラスを突き破って車外に投げ出され、そのままクルマの下敷きとなった。男児は近くの病院に収容されたが、胸部強打などが原因で約3時間後に死亡している。運転者を含む3人にケガはなかった。
現場は片側1車線の直線区間。路面には轍ができており、運転していた女性は警察の調べに対して「轍にはまり、ハンドルを取られた」などと話しているという。