高速道路では止まることができないから…当て逃げ

自動車 社会 社会

北海道警は5日、今月3日に北海道恵庭市内の道央自動車道で軽傷ひき逃げ事故を起こしたとして、28歳の女をひき逃げ容疑で逮捕した。女は5日朝に飲酒運転の現行犯で逮捕されており、余罪追及の際に本件も発覚したという。

北海道警・高速隊によると、問題の事故は3日の午前7時15分ごろ発生した。恵庭市恵南付近の道央自動車道上り線で、第1車線を走行していた58歳男性の運転する乗用車に対し、第2車線を後ろから走ってきた別の乗用車が追突した。

この事故で双方のクルマは小破。被追突側の乗用車に乗っていた運転者を含む2人が頚部打撲などの軽傷を負ったが、追突車はそのまま逃走。警察では軽傷ひき逃げ事件として捜査を開始した。

事件が動いたのは5日朝。日高町平賀付近の国道237号で飲酒運転を行ったとして逮捕された28歳の女が運転していたクルマに衝突痕があることを同署員が発見。この点について追及したところ、道央道での当て逃げを大筋で容認したことから、この容疑でも逮捕となった。

調べに対して女は「教習所で“高速道路では危ないから止まってはいけない”と習った。止まってはいけないのでそのまま走った」などと供述しているようだ。警察ではこの事故を起こした際にも飲酒運転を行っていた可能性が高いとして、さらに追及している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース