セダン、ワゴン、スポーツ(5ドアハッチバック)の3ボディを揃えたマツダの新型ミドルクラスモデル『アテンザ』は、強力なライバルがひしめくDセグメント(全長がおおむね4.5 - 4.7m台)で成功を収めるべく、きわめて競争力の高い価格設定がなされている。
普通のファミリーユースには、最も安価なセダンの「20C」(207万円)で充分に事足りる。廉価版とはいえ運転席・助手席独立式フルオートエアコン、4スピーカーオーディオ、全面UVカットガラス、ヒーテッドドアミラーなどの装備が盛りだくさん。エクステリアもフォグランプこそつかないものの、基本的には上級モデルとの差は小さく、価格を安く見せるダミーグレードという位置づけではない。
またチルト&テレスコピックステアリング、運転席手動シートリフターなど、ロングドライブを快適にこなすには欠かせないドライビングポジション決めのための装備や、操縦安定性を高める前後スタビライザーなど走りの装備についても手抜きはない。
5ドアハッチバックの「スポーツ20C」、ワゴンの「スポーツワゴン20C」はセダンより21万円高い228万円だが、エアロバンパーやサイドスポイラー、ボディ同色スポーツグリル、本革巻きステアリング、リアワイパー、ダークティンテッドガラスなどの装備が追加される。
上級グレードは豪華装備が売りだ。たとえばベースグレードより21万円高い2リッターセダンの「20E」(228万円)は、ヒーター付き電動パワーシート、レザーインテリア、本革ステアリング、オートライト、レインセンサーワイパー、フロントフォグランプなどが付く。
2.5リットルの「25EX」(250万円)になると、さらにDSC(横滑り防止装置)&トラクションコントロール、オートクルーズコントロール、光軸調整機能付きディスチャージヘッドランプ、トリップコンピュータ、床下の空力パーツ、17インチタイヤなどが付く。
ワゴン、スポーツは2.5リッターエンジン搭載モデルについて、内外装をスポーティに装った「S」、さらに18インチタイヤ&大径ブレーキローターを装備した走り志向の高めた「Z」というグレード展開も用意される。ワゴン、スポーツとも、最も高い「25Z」「25EX」で267万円と、装備を考慮するとライバルモデルに対して相当に安価な価格設定となっている。
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