ブリヂストン、インドネシア工場を省エネ化…CDMでCO2排出権を獲得

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ブリヂストンは、インドネシア子会社のカラワン工場にコ・ジェネレーションシステムを導入し、クリーン開発メカニズム(CDM)プロジェクトとしてCO2排出権獲得の取り組みを開始すると発表した。

クリーン開発メカニズム(CDM)は、京都議定書により温室効果ガスの排出削減が義務付けられている先進国が、発展途上国で温室効果ガス削減プロジェクトを実施し、国連気候変動枠組条約事務局への登録承認を経て、生じた削減分を先進国が排出権として自国の目標達成に利用できる制度。

ブリヂストンでは、CO2削減目標として2012年までに1990年度対比6%削減を掲げており、CDMを活用することにより目標達成を目指す。

コ・ジェネレーションシステムは、ガスなどの燃料を使って発電し、この際に発生する廃熱を、スチームなどの用途に利用する省エネルギーシステム。特に熱源を多く使用するタイヤ工場では、エネルギーの有効活用に効果的だ。

同社では国内全タイヤ9工場でコ・ジェネレーションシステムの導入を完了しているが、今回CO2排出量の一層の削減を目指し、カラワン工場でコ・ジェネレーションシステムを導入する。

システムの稼動は2009年2月の予定。

《レスポンス編集部》

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