三菱自動車は、2008年3月期通期の業績見通しを修正した。現状の販売環境とオーストラリア工場の閉鎖に伴う事業改革費用を反映させた。
販売台数(小売)は、最新の各市場動向に基づき、前回公表値よりも2万5000台減少となる133万7000台に見直す。
これによって売上高は、販売台数減少の影響を織り込み、従来予想よりも300億円マイナスの2兆6700億円とした。
営業利益は、ユーロを中心とした為替好転やコスト低減効果が売上減少影響などを上回る見込みで従来予想よりも100億円増の800億円に、経常利益も130億円増の600億円に上方修正した。
最終利益は、豪州三菱自動車での現地車体工場閉鎖に伴う特別損失を計上するものの、事業損益の改善効果などでカバーすることで、前回予想値200億円を据え置いた。