2008年WRC=世界ラリー選手権開幕戦ラリー・モンテカルロ(24 - 27日)は、ピレリにとってもコントロールタイヤ・サプライヤーとしての初戦だった。ピレリはワンメイククラスと、オープンの2輪駆動車クラスの両方において強さを見せた。
総合優勝したセバスチャン・ローブ(シトロエンC4 WRC)は「ピレリはとてもポジティブなデビューを飾った。『P Zero』のスピードと一貫したパフォーマンスは、チュリニ峠の雪のあるターマックやモナコ市街地のスムーズな路面でも完璧に発揮された」とコメント。
ピレリのモータースポーツ・ディレクター、ポール・ヘンベリーは「ピレリのデビューは予想以上にうまく行った。タイヤムース廃止によって懸念されたパンクもなく、ドライバー達もタイヤに満足していた。優勝したローブにとって初めてピレリを使ったレースだったように、ドライバーが新しいタイヤに慣れるのに時間はかからなかった」とコメント。
また、全タイヤメーカーにオープンとなっている2輪駆動車クラスにおいても、ピレリPZeroを装着したルノー『クリオ』のアレッサンドロ・ブロッコリが、19スペシャルステージ中17のステージでトップタイムを記録して優勝している。