ユシロ化学、塩素系加工油剤の製造・販売を中止

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ユシロ化学工業は、塩素系潤滑添加剤を含有する金属加工油剤(塩素系加工油剤)の生産・販売を中止すると発表した。

短鎖塩素化パラフィンは人や環境にとって有害と言われ、2006年の第2回残留性有機汚染物質検討委員会で、ストックホルム条約対象物質として提案された。現在は危険性の情報収集の段階で対象物質にはなっていないが、近い将来、対象物質として製造や使用を禁止されることが予想される。

同社では、原料として短鎖塩素化パラフィンは使用していないが、使用しているその他の塩素系潤滑添加剤に短鎖塩素化パラフィンが微量の不純物として含まれる可能性があるため、塩素系潤滑添加剤を配合した全ての塩素系加工油剤の製造・販売を中止する。

製造は今年12月末で中止し、販売については2009年2月末に中止する。

今後は、塩素フリー品の開発に取組み、全ての加工分野において塩素フリー品を提供できるようにするとしている。

《レスポンス編集部》

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