住江織物が発表した2007年11月中間期の連結決算は、当期純利益が前年同期比74.2%減の6億1200万円と大幅減益になった。
前期に税務上の繰越欠損金が解消したため、繰延税金資産の計上額が増加し、法人税等調整額が大幅に減少したため。
売上高は同5.7%増の409億1900万円と増収だった。自動車・車両内装事業は国内で売上げを伸ばしたほか、米国子会社がフロアマット製造ラインを新設してカーペット事業を強化したほか、シート表皮材の受注が順調だった。中国子会社もシート表皮材、天井材の生産が着実に伸びたため。
収益でも自動車・車両事業が好調で、営業利益が同13.5%増の12億6600万円と増益だった。経常利益は同2.1%減の12億5300万円だった。
通期業績見通しは、売上高が同5.7%増の810億円、営業利益が同23.5%増の25億円、経常利益が同29.8%増の26億円、当期純利益が同44.9%減の15億円を見込んでいる。