13日午前、熊本県菊陽町内の町道で、交差点を進行していた乗用車と普通トラックが出会い頭に衝突する事故が起きた。乗用車の後部座席にシートベルト未着用で同乗していたとみられる小学生2人が死傷。双方の運転者も軽傷を負っている。
熊本県警・大津署によると、事故が起きたのは13日の午前10時15分ごろ。菊陽町津久礼付近の町道交差点で、36歳の女性が運転する乗用車と、59歳の女性が運転する普通トラックが出会い頭に衝突した。
乗用車は中破。後部座席にシートベルト未着用で同乗していたとみられる10歳の女児が頭部を強打し、収容先の病院で死亡。8歳の男児も前方に弾き飛ばされ、頭部強打の重傷を負っている。双方の運転者も打撲などの軽傷を負った。
現場は信号機が設置されていない交差点。畑の中にあり、見通しは非常に良いという。双方にブレーキを掛けた形跡がみられないことから、警察では同速度で接近した場合、目の錯覚で相手側車両が止まっているように見えるという「コリジョンコース型事故」の疑いもあるとして、さらに調べを進めている。