4人死傷の多重衝突事故で禁固の実刑判決

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2007年9月、石川県能美市内の北陸自動車道上り線で、車両4台が関係する多重衝突事故を起こし、4人を死傷させたとして自動車運転過失致死傷罪に問われた51歳の男に対する判決公判が11日、金沢地裁で開かれた。裁判所は被告に対し、禁固2年6か月の実刑を命じている。

問題の事故は2007年9月7日早朝に発生した。能美市山口町付近の北陸自動車道上り線出形成されていた渋滞による車列に対し、後ろから走ってきた普通トラックが追突。車両4台が関係する多重衝突に発展し、2人が死亡。2人が軽傷を負った。

警察ではトラックを運転していた51歳の男を自動車運転過失致死傷で現行犯逮捕。当初は「バックミラーを注視していて、前方の車列に気づくのが遅れた」と供述していたが、後の調べで床に落ちたタバコを拾おうとしていたことが判明。約200mに渡って前方を全く見ていなかったことがわかった。

11日に行われた判決公判で、金沢地裁の小笠原義泰裁判官は、被告が約200mに渡って前方を注視しなかったことを認定。「「脇見運転による過失は重大で、被害者を失った家族の無念さは察するに余りある」と指摘した。しかし、被告が事故について反省していることから一定の情状酌量は認め、被告に対して禁固2年6か月の実刑判決を言い渡している。
《石田真一》

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