5日午後、茨城県結城市内の市道で、交通検問を行っていた警官が停止命令を無視して進行した乗用車にひき逃げされ、重傷を負う事件が起きた。警察では後に29歳の男をひき逃げなどの容疑で逮捕している。
茨城県警・結城署によると、事件が起きたのは5日の午後1時55分ごろ。同署が結城市結城付近の市道で交通検問を実施していたところ、シートベルト未着用の男が運転する乗用車が接近。同署・地域課に所属する27歳の巡査長が停止命令を出した。
だが、クルマはこれを無視して進行。抑止しようとした巡査長をはね、そのまま逃走している。巡査長は全身強打の重傷を負った。
別の警官がクルマのナンバーを目撃しており、警察では同日夜までに29歳の男が容疑に関与したものと判断。翌6日に自動車運転過失傷害や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。