酔っていることを自覚しながら運転の警部補を逮捕

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鳥取県警は21日、帰宅後に飲酒運転を行ったものの、その発覚を恐れてクルマを乗り捨てて徒歩で逃走していたとして、倉吉署の地域課に所属する39歳の警部補を道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕した。

同署によると、逮捕された警部補は20日の午後6時30日から21日の午前0時30分ごろまで同僚らと鳥取県倉吉市内の飲食店で酒を飲んでいたが、帰宅した後に再び外出。酒に酔っていることを自覚しながら、倉吉市海田西町付近のコンビニエンスストアまで自己所有のクルマを運転していった疑いがもたれている。

このコンビニを訪れた客が、客観的に見ても相当に酔っているような状態の男(警部補)がクルマから降りてきたのを目撃。「事故を起こす可能性がある」と心配し、その場で警察に通報した。

同署からは署員2人が現場に急行。通報者から事情を聞いていたところ、酒に酔っていたとされる男はその場にクルマを放置し、徒歩で逃走した。このため、同署が放置されたクルマのナンバー照会を行ったところ、警部補所有のクルマと判明。自宅に戻っていた警部補から任意で事情を聞いたところ、飲酒運転の事実を認めたことから逮捕に踏み切った。

逮捕直前にアルコール検知を行っているが、この段階でも酒気帯び相当量のアルコール分を検出していたという。鳥取県警は同日まで飲酒運転撲滅に向けた取り締まり強化を実施して居たが、その最中に身内によるトラブルが発覚してしまった。

《石田真一》

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