ホンダ19日、栃木県さくら市に建設中の新研究所内に高級ブランド「アキュラ」専用の開発棟を設置すると発表した。ホンダは昨年4月に4輪車の開発体制を見直し、「ホンダ」と「アキュラ」のブランド別の組織としている。
新研究所での専用開発設備の投資は「各々のブランドの個性を明確に打ち出すよう開発体制を強化する」(福井威夫社長)狙いからだ。さくら市の研究所は最新のテストコースも備え、総面積は230万平方メートル。
投資額は480億円で、2009年から一部の設備を稼動させる。アキュラブランドの車については、デザインなどの開発は米国の研究所が主体となっており、今後は日米での連携も強化しながら日本など投入地域の拡大につなげる。