事故発生時間帯の捜査で容疑車両を特定、運転の男を逮捕

自動車 社会 社会

今月10日に東京都中央区内で発生した死亡ひき逃げ事件について、警視庁は14日、自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で54歳の男を逮捕した。男は事故を起こしたことを大筋で認めているという。

警視庁・交通捜査課によると、事故が起きたのは10日の午前5時20分ごろ。中央区日本橋1丁目付近の区道に頭から血を流した高齢の女性が倒れているのを通行人が発見。女性は病院に収容されたが、事故から約5時間30分後に死亡。後に近くの会社に勤務する67歳の女性と判明している。

別の通行人が走り去るゴミ回収車が目撃しており、警察ではこの車両が事故を起こした可能性が高いと判断。事故が起きた時間帯に現場周辺で車当たり捜査を行ったところ、54歳の男が捜査線上に浮上。この男から任意で事情を聞いていたところ、容疑を大筋で認めたことから逮捕した。

男は女性をはねた後にトラックを止め、女性を底部に挟み込んでいることを確認したが、そのまま再発進して逃走したという。調べに対しては「怖くなって逃げた」などと供述しているが、警察では悪質事案と判断。男を厳しく追及している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集