三洋電機、HIT太陽電池の開発体制を強化

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三洋電機は、大規模太陽光発電施設「ソーラーアーク」が立地する岐阜事業所内に「先進太陽光発電開発センター」を新設すると発表した。

現在、三洋電機では、研究開発本部アドバンストエナジー研究所と、クリーンエナジーカンパニー・ソーラー事業部で、同社独自の「HIT太陽電池」の技術開発を進めている。

新設する先進太陽光発電開発センターは、家庭用電力料金並みの発電コストの実現を目指し、次世代薄膜シリコン系太陽電池の開発を推進する。

同社は1980年に世界に先駆けてアモルファスシリコン太陽電池を『アモルトン』として商品化、1997年に独自技術による高効率の『HIT太陽電池』を商品化した。

最近ではドイツのフィードインタリフ制度に代表される再生可能エネルギーの高額買取制度が世界各国に広がりを見せており、太陽電池市場は急拡大を続けている。現行のHIT太陽電池事業は、2008年度からの3年間で800億円を投資し、2010年度には現在の2.5倍となる年産650MWへ生産能力を拡大し、海外市場を中心に大幅な売り上げ増を目指している。

今後、中長期の視点に立って世界トップレベルの高効率を求めるハイエンドのニーズに対応したHIT太陽電池とともに、高効率でありながら徹底したコストパフォーマンスを求めるニーズに応える次世代薄膜シリコン系太陽電池の開発を本格化する。

同社は、次世代薄膜シリコン系太陽電池を、第1世代のアモルファス太陽電池、第2世代のHIT太陽電池に続く第3世代太陽電池と位置づけ、岐阜事業所内に集積された半導体技術や薄膜トランジスタ技術などとの融合で、技術革新を進める構えだ。
《レスポンス編集部》

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