トレッサ横浜…渡辺社長「横浜・リヨン・トヨタの縁」

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トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は29日、トヨタオートモール複合型商業施設『トレッサ横浜』の開店披露パーティにおいて、トヨタと横浜市の関係、横浜市の姉妹都市・仏リヨン市との関係、トレッサ横浜への思いを語った。

まず、トヨタと横浜市の関係について、渡辺社長は「1961年にトヨタの車両開発工場として物流の拠点をこの土地(横浜市港北区師岡町)に建設した。それから約45年が過ぎ、工場周辺は住宅地となり、横浜の人口は2倍に。そうした環境の変化や土地活用策を検討した結果、地域住民に役立てる再開発を決定した」と説明した。

続いて、渡辺社長は「絹の街として知られているリヨン市は、トヨタ自動車創業の豊田家とも縁があった。1910年に豊田佐吉がリヨン市を訪れた際、繊維産業の隆盛を視察し、自動織機の発展はここにあると確信した」というエピソードを紹介。横浜、リヨン、トヨタの3者の結び付きが今日に受け継がれ、トレッサ横浜という形になったとコメントしている。

トヨタは本年、創立70周年を迎えた。創業以来、自動車を作って豊かな社会作りを基本理念に事業を営んできた。多くの人々に支えられ、モノ作りを続けられてきたことに感謝している。この先の環境変化を見据え、顧客や社会のために何ができるかを検討した結果、「環境分野への取り組み、モノ作りの追求を通じて、地域社会への貢献活動をぜひトレッサ横浜で実践していきたい」と述べた。

具体的には、環境への対応として、壁面の緑化を挙げている。また、今後のモノ作りに求められる、クルマを軸とした新しい技術の進化をこの地域住民にいち早く披露すると発言した。さらに、買い物を手伝ってくれるパートナーロボットのデモを近い将来計画しているという。

地域社会への貢献活動としては、2008年3月にオープンする南棟に横浜市が提供する行政サービス『コミュニティハウス』を設置し、地域住民の生涯学習やサークル活動の場所にしたいとのこと。

最後に、渡辺社長は「トレッサ横浜は、住民に愛され、育まれ、地域社会と共に持続的な成長を分かち合う心の通う地域1番の施設を目指す」と意気込みを語り、パーティの挨拶を締めくくった。

《高柳政弘》

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