25日早朝、兵庫県尼崎市内の市道を走行していた乗用車が路外に逸脱して街路樹へ衝突。横転したまま滑走し、約15m先で信号待ちをしていた軽乗用車にも衝突する事故が起きた。運転していた男はシンナーを吸引しており、現行犯逮捕された。
兵庫県警・尼崎北署によると、事故が起きたのは25日の午前5時30分ごろ。尼崎市水堂町3丁目付近の市道を走行していた乗用車が路外に逸脱。道路左側の街路樹に衝突して横転。車道に跳ね返されたクルマはそのまま滑走し、約15m前方で信号待ちをしていた軽乗用車に追突した。
双方のクルマは中破。軽乗用車を運転していた28歳の女性が頚部打撲の軽傷を負った。警察では乗用車を運転していた24歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。
事故当時、男はシンナーを吸引しながら運転していたとみられ、助手席からは有機溶剤臭のする液体が入ったペットボトルが発見されており、男も使用を大筋で認めているという。
このため、警察では「事故当時の男はシンナー吸引によって、正常に運転できなかった可能性もある」として、その裏付けが取れた場合には逮捕容疑を危険運転致傷に変更することも視野に入れて捜査を続けている。