【Fニッポン 最終戦】まさかの違反で…王座は松田の手に

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
【Fニッポン 最終戦】まさかの違反で…王座は松田の手に
  • 【Fニッポン 最終戦】まさかの違反で…王座は松田の手に

フォーミュラ・ニッポンの07シーズン最終戦となる第9戦が、17・18日に鈴鹿サーキットで開催された。優勝は、Arabian Oasis TEAM IMPUL19号車の本山哲。今シーズンの鈴鹿3連勝を達成した。年間王座は松田次生が獲得した。

決勝は当初、トップチェッカーをPIAA NAKAJIMA32号車の小暮卓史が受け、07王座獲得かと思われた。しかし、レース終了後の再車検でスキッドブロックが規定違反の薄さであることが判明し、失格処分となってしまう。ランキングトップだったトレルイエもクラッシュでリタイアしており、結果的に繰り上がって4位フィニッシュ扱いとなった松田が、ランキング3位から逆転して、わずか1点差で王座獲得となった。

また、注目のIRL04王者のトニー・カナーンは、予選でアタックのタイミングをミスして18位からのスタートとなったが、決勝は6位フィニッシュ。あらゆるものが初めてという中、IRLの大物ぶりを見せてのけた。

決勝の展開は、3戦連続ポールの小暮がダッシュを決めて飛び出してスタート。その僚友で予選2位のロイック・デュバル(31号車)はやや遅れ、予選4位のトレルイエに抜かれてしまう。11位からの松田はスタートダッシュに成功するが、ARTA56号車の金石年弘と接触、14番位まで順位を落としてしまった。

レースの焦点は、トレルイエvsデュバルのバトルとなる。トレルイエは抜かれたら小暮に王座を持っていかれる可能性が高くなるため、同時のピットストップを行ない、デュバルを押さえ込む。しかし、32周目の西ストレートで、デュバルが勝負に。トレルイエに並びかけたまま130Rに進入するが、接触して両車バリアに突っ込み、ともにリタイアとなった。

これで、あとはそのままゴールすれば王座獲得だった小暮だが、レース後に待っていたのが失格処分だった。チャンピオン争いは二転して、14位から4位まで上がってきた松田が王座を獲得した。また、チームタイトルは、mobilecast TEAM IMPULが2年連続、TEAM IMPULとしては5年連続となる栄冠に輝いている。

Fニッポンの08シーズンの正式なスケジュールはまだ発表されていないが、暫定では、第1戦は4月5・6日として発表されている。

《デイビー日高》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集