FIA、マクラーレンの訴えを退ける

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FIAの国際控訴審は11月16日、マクラーレンの訴えを退け、F1ブラジルGP(10月21日)のBMWザウバーとウィリアムズにペナルティを課さないこととした。

BMWザウバーとザウバーが失格になれば、マクラーレンのルイス・ハミルトンのポイントが増え、ハミルトンが年間チャンピオンを獲得するところだった。

車載燃料の温度は気温より10度以上低くてはいけないと定められている。ブラジルGP後、BMWザウバーとウィリアムズの燃料の温度が規定より低かったことが報告されたが、測定された燃料の温度と気温の数値に信頼が置けないとして、不問に付されていた。これについてマクラーレンが控訴していたもの。

その後のBMWザウバーとアィリアムズに対する聞き取りや調査を経て、国際控訴審はマクラーレンの訴えの棄却を決定した。

以下ウィリアムズの声明によれば、気温、給油リグでの燃料の温度、車載燃料の温度の測定方法や測定機器は規則で定められていない。FIAやF1チームに温度計を提供しているメテオ・フランスの公認温度計によると、ブラジルGPでの最高気温は35度だった。いっぽうウィリアムズの車載センサーによると、燃料のGP中の最低温度はタンク内で31度、燃料噴射レール内で35度だった。

《高木啓》

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