出光興産、日本風力開発に資本参加

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出光興産は、日本風力開発が実施する第三者割当増資の一部を引き受け、増資後発行済み株式の5.4%を取得する発表した。

出光の引き受け株式数は、6000株で、取得金額は、1株につき22万3000円で、総額が13億3800万円で、払い込み期日は11月30日。

世界的に地球温暖化対策が一層求められる中、出光では、地熱に加え、風力発電に参入し、再生可能エネルギーへの取り組みを強化するため、出資する。今回の資本参加を機に、両社は共同で風力発電所の新たな開発に向け、2009年3月までに事業化計画を策定する。

日本風力開発は風力発電で課題となっている不規則な出力を抑制できる蓄電池併設型風力発電の技術を世界で唯一保有しており、出光では今後風力発電の拡大が見込めると判断した。

日本風力開発は、2007年9月末現在、青森県や千葉県など国内で20発電所、発電機100基を合わせて発電容量約14万8000kWを保有し、国内シェアは3位。

日本政府は、再生可能エネルギーとして、風力発電の導入目標を2006年度末の発電能力約150万kWから2倍の300万kWを目指している。

《レスポンス編集部》

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