横浜ゴムは、11月15から18日にマカオ(中国)で開催される「第54回マカオグランプリ」にオフィシャルタイヤを供給すると発表した。同グランプリにおけるオフィシャルタイヤの供給は1983年以来25年連続。
今回は、25年連続供給の「F3グランプリ」と昨シーズンから同社がワンメイクタイヤサプライヤーとなっている「FIA世界ツーリングカー選手権(WTCC)最終戦」、その他のレースをサポートする予定だ。
マカオグランプリは1954年にスタートした、アジアでは最古の部類に入るレース。マカオ市街地を閉鎖した一般公道コースでF3グランプリ、WTCC最終戦、モーターサイクルレースなどが行われる。
特にF3グランプリは同社がタイヤ供給を開始した1983年に国際F3規格レースとなり、アイルトン・セナが初代チャンピオンを獲得した。以来、世界各国のF3選手権上位者が集結する「F3世界一決定戦」と呼ばれ、ミハエル・シューマッハ、デビッド・クルサード、佐藤琢磨など多くのF1ドライバーが優勝している。今年は31台が参戦する予定だ。
また、2006年から2年連続でタイヤ供給してきたWTCCは、「ADVAN」レーシングタイヤのハイパフォーマンス性をFIA(国際自動車連盟)が高く評価、2008年、2009年シリーズでの供給が決定している。