【ボルボ V70 新型登場】S80ゆずりの主要コンポーネント

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【ボルボ V70 新型登場】S80ゆずりの主要コンポーネント
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第40回東京モーターショーで日本国内デビューとなったボルボの基幹モデル、新しい『V70』。

先の記事で「まるで、車格が1ランクアップアップしたようだ」と述べたが、それもそのはず。今回のV70では、クルマの土台ともいえるプラットフォームをはじめ、多くの主要部品をボルボの最高レンジに位置する『S80』と共用しているのである。

先代V70と一線を画する、プレミアムワゴンらしい堂々たるスタイリングに成長している。全長にして105mmのストレッチはキャビンにも大きなゆとりをもたらし、先代比で後席のレッグスペースは+48mm、ラゲッジも定員乗車状態で575リットルという大容量を得ているなど、先代との差は歴然だ。

新型エンジンの搭載もまた新型V70のトピックで、従来までのV70が搭載していた直列5気筒から全車直列6気筒にスイッチ。ボルボの例に漏れず、ボンネット内に横置き。駆動方式にはFF(もしくはFFを基本とした4WD)を組み合わせている。

「直6エンジンはV70シリーズで初の搭載になります。従来の直5も、直4の活発さと直6のスムーズな回転フィールを併せ持つユニットとして優秀でしたが、今回のV70ではプレミアムワゴンの“プレミアム”な部分を際立たせることを目標に置きました。スムーズさを求め、排気量を増して豊かなトルクを求めた結果の3.2リットル直6なのです。また、コンパクト設計も徹底し、従来の直5とほとんど変わらないサイズを実現。多気筒化によるデメリットはありません。もっといえば、直6ならではの感性に訴えかける独自のサウンドも注目していただきたいポイントですね」(マーケティング部 岡田勝也氏)

ちなみに、今回の3.2リットル直6は全車、先代よりも1段多い6速ATとの組み合わせとなり、変速ショックの少ない滑らかな加速フィールとともに、優秀な燃費経済性も持ち味としている。

《戸塚正人》

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