気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊（朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版）から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2007年11月13日付
●ホンダ、太陽電池に参入 CO2削減「家庭向け」伸びを期待（読売・13面）
●東京モーターショー 総入場者数目標に達せず（読売・13面）
●円高、欧州でも109円台 東証、終値も今年最安値（朝日・1面）
●カーナビ新機能続々 地図張使ってルート指定、車同士で情報共有 各社、開発にしのぎ（朝日・12面）
●公取委、法人カード向け安く卸売り、石油元売り調査（朝日・38面）
●NEC・関本忠弘元会長死去（東京・13面）
●円高輸出企業身構え、自動車、高まる輸出比率 円高リスク、部品・素材にも波及も（日経・11面）
●三菱ふそうのハイブリッドトラック ダイムラー、欧州で販売（日経・13面）
●中古車登録台数、10月は1.1％減（日経・13面）
●いすゞ営業益16％減、9月中間（日経・16面）
ひとくちコメント
第40回東京モーターショーは17日間の会期を終えて11日に閉幕したが、きょうの各紙が総来場者数（142万5800人）のことを取りあげている。
目標としていた前回（151万人）よりも8万6300人下回ったたため「来場者数は思うように伸びなかった」（朝日）などと、ネガティブな記事になるのはやむを得ないことだろう。
一般公開日に台風が直撃、雨の日が多かったことや主催側の日本自動車工業会は「11月3日の文化の日が土曜日と重なり前回に比べ休日が1日少なかったことが入場者数に影響した」とコメントしている。
ただ、今回から10年ぶりに乗用車と商用車などを合体させた「総合ショー」に衣替えしたことや国内の自動車販売が低迷するなど市場環境も様変わり。入場チケットも100円値上げされて1300円になった。チケット収入は前回よりもプラスである。
前回と単純に比較できない要素も多く、仮に、来場者数を増やしたいとするならば、チケット代を思い切って値下げすればいい。現に、平日午後3時からは100円値引きされるが、それをを購入するために並ぶ来場者も多かった。
筆者もプレスデーを含めて20日間、幕張に滞在し取材を行っが、運営面での課題も多く目に付いたものの、体感的には「若いカップルや子供連れの家族も多く、会場内は前回よりも盛り上がっていた」という印象を受けた。
