東京モーターショー、レクサスブースのコンセプトモデル『LF-A』展示スペースでは、最高出力550psとも噂されるLF-AのV型10気筒サウンドの録音が流されている。
LF-Aはスーパースポーツではあるが、世界の環境規制、騒音規制をクリアするクリーンさを売りにすべく、排気音は結構静かだという。
その小音量の排気音(と言っても絶対的には大音量だが)を官能的に響かせるべく、トヨタは楽器メーカー大手のヤマハと共同で、サウンドチューニングを行っている。LF-Aのリアには3本の排気管が設けられているが、これは排気効率を上げるといった、工学的な理由でそうなっているわけではなく、「パイプオルガンと同じような要領で、サウンドを美しく響かせるための構造」(LF-Aの開発に携わっているエンジニア)なのだ。
会場では発売までまだ今しばらくかかるLF-Aサウンドを、早くも楽しめるというわけだ。スーパーカーサウンドマニアならずとも、ぜひ一度聞いておきたいものであろう。