山陽特殊製鋼が発表した2007年9月中間期の連結決算は、当期純利益が前年同期比22.4%減の40億500万円と、減益になった。
売上高は同20.2%増の818億7800万円と増収だった。自動車向け、産業機械向け、建設機械向けの需要が好調で販売数量は増加した。
しかし、収益面は、原材料である鉄スクラップ価格の高騰や固定費の増加などを増収でカバーできず、収益率が悪化、営業利益は同19.2%減の74億3600万円と大幅な減益となった。経常利益も同22.1%減の71億800万円にとどまった。
通期業績予想は売上高が同15.9%増の1650億円、経常利益が同19.2%減の145億円、当期純利益が同1.9%減の85億円となる見通し。