16日朝、鳥取県鳥取市内の県道で、路外に逸脱した軽乗用車が約30m下に転落しているのを通行人が発見。警察に届け出た。クルマは53歳の男性が運転しており、地元消防による救出活動が行われたが、間もなく死亡が確認された。
鳥取県警・浜村署によると、警察が事故発生を認知したのは16日の午前8時40分ごろ。鳥取市鹿野町河内付近の県道を通り掛かった人から「クルマが道路から崖下に転落している」との通報が寄せられた。
現場に急行した同署員が路外に逸脱し、約30m下で転覆している軽乗用車を確認。地元消防が救出活動を行ったが、運転していた53歳の男性はすでに死亡しているのが確認された。クルマは転落による衝撃で屋根部が陥没しており、この際に頭部を強打したことが死因とみられている。
現場は山間部を通る片側1車線で、急カーブの連続した区間。現場は急な左カーブで、クルマの進行方向に向かって下り坂となっていた。現場手前にはブレーキ痕が長く残されており、警察では速度超過が直接の事故原因と推測している。