14日早朝、滋賀県湖南市内の国道1号を走行中の乗用車が対向車線側に逸脱し、順走してきた対向車と正面衝突する事故が起きた。対向車を運転していた女性が死亡。警察は逸脱側のクルマを運転していた38歳の女を飲酒運転などの容疑で逮捕している。
滋賀県警・甲賀署によると、事故が起きたのは14日の午前5時35分ごろ。湖南市三雲付近の国道1号を走行していた乗用車が対向車線側に逸脱。対向車線を順走してきた57歳の女性が運転する乗用車と正面衝突した。
双方のクルマは大破。順走側のクルマを運転していた女性は胸部を強打。近くの病院に収容されたが、約5時間後に死亡している。逸脱側のクルマを運転していた38歳の女からは、呼気1リットルあたり0.3ミリグラムのアルコール分を検出。警察は自動車運転過失傷害と道路交通法違反(酒気帯び運転)の現行犯で女を逮捕し、女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
調べに対して女は「携帯電話機の操作をしていて、前をよく見ていなかった」などと話しているという。警察ではメール操作を行っていた可能性が高いとして、携帯電話機を押収している。