東洋ゴム工業は、日本科学技術連盟が実施した第3回「品質経営度」調査で総合3位にランキングされたと発表した。
品質経営度は、製品の競争力や企業価値に影響する「品質」を高めるための取り組みや実践状況を客観的に評価したもの。調査は2007年6月1日から7月6日にかけて、製造業・建設業など523社を対象にアンケート形式で実施した。
全社的な取り組みを聞く「品質向上への仕組み作り」と、基幹商品・事業について聞く「製造現場の実践活動」の二分野で、合計65項目について質問した。
ランキングは「仕組み作り」の分野では「経営者コミットメント」、「普及と推進」、「意欲と参加」の3つ、基幹商品・事業の部分に対応する「実践活動」分野には「現場管理」、「製品開発」、「顧客対応と品質保証」の3つの合計6つの側面について回答を評価し分析した合計で算出した。
同社は「顧客対応と品質保証」で1位、「経営者コミットメント」、「普及と推進」で3位、「現場管理」で5位、「製品開発」で8位となり、総合3位となった。
同社では社員の設備保全意識を高める「トーヨーTPM活動」を2004年から一部の工場で開始し2005年には全工場に展開、工場の作業員全員が日頃から、設備を見直し問題点の抽出と保全力を身につけて改善を自分達で実施するよう毎月の会合で指導してきたことが高く評価されたとしている。